中国初の国産大型旅客機C919が8日、第14回中国国際航空航天博覧会(珠海エアショー)で初公開されました。出展者はC919の設計について、燃料効率と環境にやさしい特徴があると紹介しました。
C919は中国商用飛機有限責任公司が開発した中国初の幹線用旅客機で、最大航続距離は5555キロ。192人までの乗客を乗せることができます。9月29日に中国の航空当局が発行した耐空証明を取得しました。
C919は先進的な材料を広く使用することで、重量の低減と燃料効率の向上、グリーン排出の目標を実現しました。また中国が独自に開発した超臨界翼を初めて採用し、超臨界翼とエンジン、機体とパイロンなど、局部に高性能の設計を採用し、航空機のコストパフォーマンスと安全性をさらに高めました。翼の先端が上向きに傾斜した独特のデザインはサメのひれのような形をしており、抵抗を減らす効果があるということです。
「中国国際放送局日本語版」2022年11月13日