中国石油天然気集団公司(中国石油)が13日に発表した情報によると、タリム盆地初の1兆立方級ガスエリア「克拉-克深ガスエリア」(以下「同エリア」)の天然ガス生産量が累計で2000億立方メートルを突破した。「西気東輸」(西部地域の天然ガスを東部地域に輸送)のガス安定供給に確かなエネルギー源を提供し、中国のグリーンで低炭素な発展を力強く促進した。
同エリアはタリム盆地北縁に位置する。西気東輸の主力ガス源である同エリアでは近年、5ヶ所のガス埋蔵資源が発見され、天然ガス生産能力が56億5000万立方メートル増加した。これは年間生産量が450万トンの油田1カ所に相当する規模だ。
同エリアは地下の構造が複雑で、地下4500−8100メートルにガスが埋蔵されている。タリム油田は基礎的地質理論の革新とハードテクノロジーの難関攻略を通じ、中国初の年間生産量が100億立方メートルにのぼる超深層砕屑岩ガス田の克深ガス田、中国の陸上で最も深いガス田の克深9ガス田などの大深度地下開発の象徴的なガス田を開発し、大深度地下開発の技術体系を改善した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月11日