石炭からの水素製造、中国が大規模に行う唯一の国に

中国網日本語版  |  2022-11-17

石炭からの水素製造、中国が大規模に行う唯一の国に。

タグ:水素

発信時間:2022-11-17 14:48:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 現地時間16日にエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催された国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)の現場で、中国の関係者は「中国のCO2回収・利用・貯留(CCUS)の新たな進展」会議を開き、「中国のCCUS連結水素製造のチャンス(報告書)」を正式発表した。


 報告書によると、中国の2020年の水素製造量は約3300万トンで、世界の約30%を占めた。中国の約3分の2の水素が石炭水素製造工場で製造され、水素製造業界のCO2排出量は3億6000万トンにのぼった。中国は現在、石炭からの水素製造を大規模に行う唯一の国になっている。


 報告書によると、水素で中国のカーボンニュートラルの目標達成に貢献するためには、水素製造プロセスの低排出転換が極めて重要だ。中国のエネルギー資源には、「石炭は豊富だが石油とガスは不足」という条件がある。石炭資源が豊富でCO2貯留条件が理想的で、再生可能エネルギーが限られている地域において、CCUS結合の石炭水素製造技術は低コストで低排出水素を製造する選択肢であり、CO2輸送及び貯留インフラの建設をけん引できる。


 他にも中国水素エネルギー連盟の予測によると、中国の水素エネルギーの需要は2030年までに3700万トンに、60年までに9000万トン以上に拡大する。また、中国の多くの石炭水素製造工場が竣工間近で、CCUSの導入はこれらの工場の排出削減に重要な効果を発揮する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月17日


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