新エネ車の活躍は、輸出高品質成長をけん引する重要な力になっている。
欧州市場は多くの中国製EVの主な新規輸出先だ。税関総署の統計データによると、今年上半期の新エネ乗用車輸出先のうち西欧市場が34%を占めた。うち上半期の中国車輸入台数が最も多かった国はベルギー。
中国の主要港は今年に入り、中国製EV及び関連産業チェーンの海外進出の加速を目にした。天津市の第1−3四半期のEV輸出台数は前年同期比667.7%増。寧波口岸のEV輸出は12.3倍増。上海市のEV、リチウムバッテリー、ソーラーバッテリーの輸出は143.3%増。
全国乗用車市場情報連席会の崔東樹秘書長は、「中国の新エネ車生産・販売台数は長年連続で世界一で、全面的な市場化拡張期を迎えた。中国車の製造は、ガソリン車時代の市場と技術の交換による導入から、現在の新エネ車の海外進出、海外での好調な売れ行きへと移り変わった。この20年で生じた大きな変化は、中国ハイエンド製造業の新たな台頭を意味している。将来的に新エネ車技術の持続的な成熟化に伴い、比亜迪、上汽、吉利、長城、奇瑞などを始めとする国産車メーカーが、既存の国際自動車市場構造をさらに変えることになる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月29日