工業・情報化部の発表によると、デジタル時代の情報表示の主な担い手、マンマシンインタラクションの基礎的な窓口である中国の新型ディスプレイ産業は近年、持続的にペースを上げている。ディスプレイパネルの生産能力は年間2億平方メートルにのぼり、産業規模で世界一に飛躍し、情報消費の高度化、デジタル経済成長の重要な力になっている。
中国光学光電子業界協会液晶分会の統計データによると、中国の昨年のディスプレイ産業の生産高は約5868億元で、10年前より8倍弱増加している。ディスプレイパネル出荷面積は約1億6000万平方メートルで、10年前の7倍以上に増えている。産業規模の世界市場シェアは36.9%、出荷面積は63.3%で、いずれも世界一。
LCD(液晶ディスプレイ)分野において、国内企業はすでに技術の壁を突破し、並走を実現している。また技術、製品、市場シェア、コスト、効率などの面で高い競争力を形成し、世界市場で70%を超えるシェアを占めている。統計によると、今年第3四半期の国産スマートフォンOLEDパネルの市場シェアは世界の30%を占め、前年同期を10ポイント上回っている。
工業・情報化部の責任者は、「今後は産業チェーンとサプライチェーンの強靭性を絶えず高め、新型ディスプレイ産業の基幹・中核技術を全力で把握する、AI、VR/AR、ビッグデータ、IoTなどのデジタル技術との深い融合を強化する。国際交流と協力を掘り下げ、中国の新型ディスプレイ産業のバリューチェーンの中高部への邁進を促す」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月7日