中国各地で複数の措置が同時に講じられ、企業の営業と生産の回復を後押しし、経済が安定的に上向いている。
中国の防疫政策が徐々に最適化される中、各地から代表団が相次いで出発し、受注獲得と市場開拓を加速している。
広東省の対外貿易企業150社余りは12月17日、政府が手配したチャーター機でドバイへ行き、展示会に参加した。これは広東省が今年手配したチャーター機による最大の「海外進出」で、広東省の対外貿易と外資の基盤を安定させる重要な措置にもなった。
広西壮族(チワン族)自治区防城港市の沃柑(柑橘類)栽培拠点では、豊作だった沃柑が初めてシンガポールに出荷された。現地到着は12月25日の予定で、同自治区の農産物は再び国際市場を拡大する。
「海外進出」で受注獲得と市場開拓を加速する一方、各地で複数の措置が同時に講じられたことで経済が安定的に上向き、企業は受注獲得を急いでいる。
河南省、黒龍江省、甘粛省などでは政府が継続的に企業の救済を強化し、営業・生産の再開を後押ししている。山西省は創業時の担保付き融資利子補給の手続きを簡略化し、条件を満たす個人起業家に対し、創業時の担保付き融資限度額を15万元から30万元に引き上げた。青海省西寧市の南川工業団地では、米国やイタリアからの注文を受けてカーペット工場の従業員が生産を急いでいる。
年末は例年、消費が盛り上がる時期で、「新十条」防疫政策の実施に伴って各地の飲食・観光業界は回復基調にある。
江蘇省淮安市は100軒以上の商店に優遇キャンペーンを計画し、常州市は600万元分のクーポン券を次々と発行している。寧夏回族自治区は全国の観光客を対象に冬季文化観光キャンペーンを始め、1500万元分の「冬季観光寧夏」文化観光クーポン券を発行、観光地のチケット、ホテル・民宿、文化公演などの価格を引き下げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月31日