複数の政策のメリットを受け、元旦観光市場が回復している。同程旅行が2日に発表した「2023年元旦連休観光消費データ報告書」によると、ハルビンやシーサンパンナなどの一部人気目的地のホテル予約件数が前年同期比で10倍超増加した。
去哪児ビッグデータ研究院の郭楽春副院長は、「航空券と切符の予約件数の変化は、消費能力の回復を示している。元旦の航空券予約状況を見ると、1級・新1級都市の観光が真っ先に回復を迎えた」と述べた。
同程研究院の関係者は、「元旦観光市場の急速な回復は、人々が外出の自信を取り戻し、長距離観光の需要がやや増加したためだ。また今年は春節連休が例年よりも早めで、春運(旧正月期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の乗客数のピークが早くなり、移動の需要が重なったためだ」と分析した。
氷雪観光や年越しなどが、今年の元旦連休(12月31日から1月2日)のホットな観光キーワードになった。同程のデータによると、連休中の国内「氷雪観光」関連の検索件数が179%増加した。北京什刹海スケート場が連休中、最も人気の高い氷雪観光地になった。ハルビン氷雪大世界も人々が氷雪を楽しむ人気の選択肢になった。
また各大型テーマパークも連休中に来園者のピークを迎えた。上海ディズニーリゾートは連休中の最も人気の高いテーマパークになった。12月31日と1月1日には「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」前で特別イベントが催された。
観光経済の回復は、消費増の幸先の良いスタートを切ったと言える。これは中国の消費が高い潜在力を持ち、強靭性が十分であることを反映した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月4日