ハイテク技術見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2023」が先ほど、米ラスベガスで閉幕した。今年のCESは、新エネ車が未来の電子消費関連技術の最も中核的な統合プラットフォームになるという重要な流れを示した。これは新エネ車市場が最も重要かつ激しいイノベーションの競技場になることを意味する。この面で世界をリードするBMWグループは、中国の研究開発チームと中国市場のイノベーションの活力に特に期待している。

　BMWグループのツィプセ会長はCESの開催期間中のインタビューで、「当社のデジタル化、電動化、サステナブルのグループ戦略と中国の発展方向は一致する。中国はこの3つの面で世界のトップを走っている。科学技術に関しては、多くのイノベーションが中国から生まれ、その後世界に広がっている。中国は新興技術の特大規模応用を促す恵まれた場だ」と述べた。

　BMWグループのフランク・ウェーバー開発担当取締役は記者に、「当社にとって、中国の研究開発チームの成功は世界の研究開発チームの成功の鍵だ。しかも多くの中国のサプライヤーが業界のモデルになっている。これは伝統的な自動車部品だけでなく、バッテリーやセルなどについてもそうだ」と述べた。

　クアルコム製品管理担当者、世界コネクテッドカーエコシステム責任者であるジム・ミセナー氏はインタビューで、「中国がコネクテッドカーで世界の先頭を走っているのは政府の指導のおかげだ。当社は米国の関連業界の責任者と意思疎通する際にしばしば中国の経験を取り上げる」と述べた。

　ミセナー氏はまた、「中国政府はセルラーV2X技術のインフラ整備を積極的に促し、その標準制定と技術アップグレードを急ぎ、一連の計画と政策を発表しコネクテッドカー産業の発展を促している。中国はそのイノベーション力、市場、力強い政策サポートにより、世界の電気自動車の技術と応用の革新的な発展をけん引している」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月12日