中国の自動車輸出台数、昨年は54.4%増で世界2位に

中国網日本語版  |  2023-01-19

中国の自動車輸出台数、昨年は54.4%増で世界2位に。

タグ:自動車 輸出 EV

発信時間:2023-01-19 15:34:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国汽車工業協会(以下「同協会」)のデータによると、中国の昨年の自動車輸出台数は54.4%増の311万台にのぼった。中国はドイツを抜き世界2位の自動車輸出国になった。中国の輸出台数は日本に迫っており、数年内に世界最大の自動車輸出国の称号を手にする可能性があると分析されている。15日付香港紙「南華早報」が伝えた。

 同協会のデータによると、中国の昨年の自動車生産台数は前年比3.4%増の2700万台で、輸出台数はその11.5%を占めた。うち電気自動車(EV)はすでに中国の自動車輸出の重要な支柱になっている。昨年のEV出荷台数は120%増の67万9000台。中信証券は先ほど発表した研究報告書の中で、中国の自動車輸出台数は2030年に550万台にのぼり、うち250万台がEVになると予想した。

 自動車業界のデータを提供するマークラインズのデータによると、日本の自動車メーカーの昨年1−11月の輸出台数は320万台で、通年で前年の382万台をやや下回る見込みだ。またドイツ自動車工業会のデータによると、ドイツの昨年の輸出台数は前年比10%増の261万台だった。

 中国は2009年より世界最大の自動車市場となっており、長期的にVW、GM、BMW、メルセデス・ベンツなどの海外ブランドに主導されてきた。ところが近年、自動車産業チェーンの力強いサポートにより、比亜迪や吉利などの中国本土ブランドが台頭し、世界に進出している。

 比亜迪は昨年第2四半期に米テスラに代わり、世界最大のEVメーカーになった。比亜迪は昨年10月中旬にインドで初の乗用車を発売した。比亜迪は現在、ノルウェー、シンガポール、コロンビア、ブラジルなどの海外市場に展開している。またブルームバーグの報道によると、比亜迪はさらに米国で動力バッテリー生産拠点の建設を検討中だ。

 UBSグループのアナリストは「南華早報」に、「東南アジア市場の開拓について、中国のEVメーカーは常に日本や韓国などの競合他社をリードしている。中国のEVメーカーは東南アジアでの生産拠点の建設を計画中で、うち一部のブランドはすでに一部の東南アジア諸国の市場のリーダーになっている」と述べた。私募ファンド運用会社の衆合創投のパートナーは、「中国車は海外で人気があり、特にEVは一部の発展途上国で非常に高いシェアを占めている。その好調な輸出により、中国車メーカーは評価を得ている」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月19日

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