工業・情報化部などの16部門はこのほど、「データ安全産業の発展促進に関する指導意見」を発表した。2025年までにデータ安全産業の基礎力と総合力を大幅に上げ、データ安全産業の規模を1500億元以上にするとした。また、5つの省・部級以上のデータ安全重点実験室を完成させ、一連のデータ安全重要技術及び製品の難関攻略に取り組むとした。
取材に応じた業界関係者は、「データ安全産業の発展は、各業界・各分野のデータ安全保障能力の強化、データ要素市場の育成及びデータの価値の引き出しの加速、デジタル中国の建設及びデジタル経済発展の基礎固めに対して重要な意義を持つ」と述べた。
工業・情報化部ネットワークセキュリティ管理局の責任者は、「データ安全産業は、データが効果的な保護、合法的な利用、秩序ある流動の状態で持続的に技術・製品・サービスを提供できるようサポートする新興業態だ。データ処理者のデータ安全保護責任・義務を果たす需要を満たし、またデータ資源の開発・利用を促進しデータ要素の価値を引き出す需要を満たす必要がある」と述べた。
「指導意見」はデータ安全産業の発展促進の全体要求を掲げ、次の2つの段階に分けて発展目標を明確にした。25年までにデータ安全産業の基礎力と総合力を大幅に上げ、産業規模を急速に拡大し、データ安全産業の規模を1500億元以上にし、年平均の伸び率を30%以上にする。35年までにデータ安全産業の繁栄・成熟期を迎える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月2日