「春節休暇期間中は人々が続々と旅行に出かけ、中国の観光産業は回復しつつある」「中国の映画館は書き入れ時を迎え、飲食業も賑わいを取り戻しつつある」「人々は帰省・旅行・消費に動き出し、流動する中国は活力に満ちている」――――国際世論は中国の防疫政策見直し後の初の春節休暇に高い関心を寄せ、そこから消費意欲が旺盛で活力に満ちた中国を見て取り、中国経済の回復と成長の力強い鼓動を感じ取った。
今年の春節休暇中、中国の鉄道・高速道路・船舶・航空機での輸送旅客数は合計でのべ2億2千600万人に上った。国内旅行客数は前年比23.1%増の3億800万人、国内観光収入は同30%増の3758億4300万元だった。映画興行収入は同11.89%増の67億5800万元、観客動員数は同13.16%増の1億2900万人だった。全国の消費関連産業の売上高は、前年の春節休暇期間中と比べて12.2%増加、2019年同期比で年平均12.4%増加した。盛り上がるホリデーエコノミーは、中国経済の回復力や潜在力、活力を充分に示す。海外の調査機関は、「景勝地やレストラン、ホテルに多くの人が集まり、需要が喚起されつつある」と指摘。国際世論は、「中国はすでに経済加速の準備ができている」とみている。
国連は『2023年の世界経済情勢と展望』報告で、「2023年の世界経済成長率は1.9%まで鈍化する見通しだが、中国政府が防疫政策を見直し、経済対策を講じることで、中国の経済成長は加速する」と予測する。報告書はまた、「中国の経済回復が地域全体の成長を支えるだろう」と指摘した。バンク・オブ・アメリカは最新の『グローバル・ファンド・マネージャー調査』で、「中国の経済成長に対する期待はここ17年間で最高水準に達した」と指摘。英フィナンシャル・タイムズは、「世界の投資資金は記録的スピードで新興市場国に向かっている。そのほとんどが中国資産に振り向けられており、2023年の力強いスタートを切った」と報じた。国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事は、「中国の発展は、2023年の世界経済成長を促進する最も重要な要素になる可能性が極めて高い」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月6日