中国は常に世界の最も主要な出境観光消費国の一つだ。このほど中国が感染対策の調整を発表したことにより、中国人客が徐々に観光市場に戻っている。これは世界の観光業の回復を力強くけん引する見込みだ。
中国・ニュージーランド(NZ)観光研究センター長、NZワイカト大学管理学部教授のクリス・ライアン氏は、このほど中国新聞網の取材に応じた際に、「世界を旅する観光客のうち最も多いのは中国人だ。そのため中国の出入境措置の緩和は世界にとって極めて重要だ」と述べた。
英ボーンマス大学国際観光・ホテル研究センター副主任のDimitrios Buhalis教授は、「世界のGDPに占める観光業の割合は10−12%だ。観光客の観光消費力が高いほど世界経済への貢献も大きくなる。中国人は観光に非常に意欲的で、世界各国の風情を体験しようとする。そのため中国の14億人を超える人口は世界の観光業に大きな活力を注ぐ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月8日