鉄道は国の戦略、誘導、要と関わる重大なインフラで、中国式現代化の建設に貢献し支える重要な使命と重責を担っている。全国人民代表大会代表で国鉄集団会長・党組織書記の劉振芳氏はこのほど、国鉄集団の鉄道の質の高い発展の取り組み、鉄道現代化の実現、中国式現代化の建設に貢献し支える「牽引役」としての役割について紹介した。

    今年の政府活動報告は中国の発展の新たな成果を総括し、鉄道はその中でもとてもよい縮図だとした。過去5年と新時代の10年、国鉄集団は鉄道事業が歴史的成果と歴史的変革を遂げることに取り組み、劉振芳氏が紹介した「成績」はそれを直接示した。

    過去5年、全国鉄道の固定資産投資実行額は3兆8000億元に達し、鉄道運営距離は12万7000キロメートルから15万5000キロメートルに22.0%延び、高速鉄道距離は2万5000キロメートルから4万2000キロメートルに67.8%延びた。また、貨物輸送量は178億3000万トンで32億7000万トン増加し、旅客輸送量は132億人に達した。

    新時代の10年、全国鉄道の固定資産投資実行額は7兆7000億元に達し、前の10年の1.9倍になり、鉄道運営距離は58.2%延び、高速鉄道運営距離は3.7倍に延びた。貨物輸送量は324億トン、旅客輸送量は259億1000万人に達した。中欧列車は中国の108都市に開通し、欧州25カ国の208都市に運行された。この10年の「老少辺窮地区」（旧革命根拠地、少数民族、辺境、貧困地域を指す）の鉄道建設投資は4兆3000億元に達し、130県以上が鉄道のない歴史にピリオドを打った。

    劉振芳氏は、今後10年、さらに今後のある期間、国家鉄道の目標任務は鉄道の質の高い発展を推し進め、鉄道現代化を実現し、2025年までに「6つの現代化体系」をほぼ確立し、鉄道「第14次五ヵ年計画」の目標を達成することだと話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年3月10日