米連邦準備制度理事会(FRB)が8日に発表した全国景況報告によると、米国の経済活動はわずかに拡大し、物価高の圧力が依然として残されている。
この報告は、FRB傘下の全国12地区の連邦準備銀行による最新の調査結果によりまとめられたもので、「ベージュブック」とも呼ばれる。
それによると、多くの管轄区内で就業者数が緩やかもしくは適度に増えている。労働力の供給がやや改善されているが、労働市場全体は依然として逼迫している。各管轄区は、今後1年に渡り賃金アップのペースがさらに落ちると予想した。多くの管轄区の物価の伸び率がやや低下しているが、物価高の圧力が依然として残されている。特に一部の管轄区ではエネルギー及び原材料価格がさらに上がる。各管轄区は、今年の物価の伸び率が引き続き低下すると判断している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月10日