ボアオ・アジアフォーラムは長年に渡り、海南省の対外開放の「金看板」であり、海南省が国際交流・協力を展開するための重要な架け橋、紐帯となっている。
海南省は長年に渡り、博鰲中心地の会場、ホテル、交通、通信、市営施設、公共サービス体制、グローバル化環境の建設を同時進行させ、観光や会議・展示などの関連産業プロジェクトを徐々に整備した。博鰲鎮は「田園風」から「グローバル風」に変化した。
現在の博鰲に足を踏み入れると、その風景は絵に描いたかのように美しく、多くの観光客を集めている。ボアオ・アジアフォーラムのけん引を受け、博鰲の名が遠方まで轟いている。現地では年平均で400回以上の会議・イベントが開催され、全国の各種展示会の人気開催地になっている。
瓊海市は現在、博鰲を中国の「ダボス」にする発展目標を掲げ、グローバルもしくは全国的な会議・展示会や、国内外で有名な会議・展示トップ企業の誘致に取り組んでいる。「グローバル風+田園風」の独自色を持つ国際会議・展示目的地を作っている。
海南省政府もボアオ・アジアフォーラムの場をフル活用し、各種形式で海南省をPRしている。100回を超える海南省をテーマとしたイベントを企画・実施し、「美しい農村応接間」を作り、ボアオ・アジアフォーラム年次総会のサポートに彩りを添え、海南省の国際的な影響力を高めている。
海南省外事弁公室の責任者は、ボアオ・アジアフォーラムの力をさらに発揮し、海南自由貿易港の高水準開放をサポートすると述べ、次の方針を示した。(1)ボアオ・アジアフォーラムを成功させ、人類運命共同体の理念の展示・実践の窓口を作り、中国の制度の強みと国際的なイメージを充分に示す。(2)ボアオ・アジアフォーラムという場をフル活用し、地域及び国際的な交流・協力を全面的に展開し、海南省が全国の改革開放の先頭集団に入るようサポートする。(3)ボアオ・アジアフォーラムのシンクタンクや人脈などのハイクオリティ資源の力をしっかり発揮し、海南省の改革開放の全面的な深化を支える。(4)海南省をテーマとするサブフォーラムを引き続き開催し、権威と影響力を高め、地方レベルの各者協力の新たな場を作る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月28日