サウジアラビアは、今年の5月から今年末までに原油生産を日量50万バレル削減すると発表した。アラブ首長国連邦は14万4000バレル、クウェートは12万8000バレル、イラクは21万1000バレル、アルジェリアは4万8000バレル、カザフスタンは7万8000バレル、オマーンは4万バレルの減産を発表した。
またロシアのノバク副首相は2日、ロシアは2月の平均開発水準に基づき、日量50万バレルの原油減産措置を今年末まで継続すると表明した。
ノバク氏は、「世界の原油市場の現状に基づき、ロシアは上述した責任ある予防的措置を講じる。米国と欧州で続く銀行業の危機に、世界経済の不確実性やエネルギー政策の予測不能な決定が加わり、世界の原油市場は高度に変動する予測不能な時期を迎えている」と強調した。
ノバク氏は以前、ロシアは3月上旬から6月末にかけて原油生産を日量50万バレル削減すると表明した。ロシアはロシア産原油の価格上限を直接的もしくは間接的に支持しない経済体に原油を販売するとし、減産を決定した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月4日