中国の開放の措置は、中国市場を深耕しようとする外資系企業の自信をさらに強めた。多くの外資系企業が現在、対中投資拡大計画を検討中か開始している。
世界的な総合化学メーカーBASF社のグローバル執行役員会のMarkus Kamieth氏は、「現在最も重要なプロジェクトは広東省湛江市の一体化生産拠点で、その投資総額は2030年までに100億ユーロにのぼる。これは当社にとって過去最大の投資だ。当社の過去数十年の対中投資額は累計で130億ユーロを超え、数十の生産拠点を構えている。当社は引き続き中国市場に期待し、対中投資を持続的に拡大する」と述べた。
エクソンモービルが署名する共同研究が今年1月、恵州大亜湾石油化学工業区で二酸化炭素回収・貯留プロジェクトを展開した。2月には北米本社以外で初めて中間試験装置を設置する、世界5カ所目の研究開発センターが恵州で着工された。エクソンモービル(恵州)化工有限公司の恵州プロジェクト責任者の李興軍氏は、「当社は中国の高品質イノベーション製造に積極的に参加し、先進的な技術を利用し持続可能な高性能製品を生産することで、中国及び周辺の取引先の持続的に拡大する市場の需要を満たしている」と述べた。
多くの外資系企業は中国での発展の将来性に期待し、中国の単一的な事業を多元化し、協力チェーンを伸ばしている。ヒョンデは中国市場に進出してから21年になり、自動車、鉄鋼、物流、建設、金融、IT、文化などの各分野に投資している。ヒョンデの広州市初の海外水素燃料電池システム生産拠点が年内に竣工し、生産を開始する予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月4日