中国国家統計局がこのほど発表したデータによると、今年3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9で、非製造業ビジネス活動指数は58.2、総合PMI産出指数は57.0だった。3大指数が3カ月連続で50を上回った。中国経済の発展は依然として安定しつつ回復中で、海外から注目を浴びている。
海外メディアは、中国の一連の経済データは「希望に満ちたシグナル」であり、中国経済の穏健な回復は世界経済に大きな原動力を注ぐと指摘した。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「世界経済にとって、中国の関連する経済データは希望に満ちたシグナルだ。欧米の消費者は持続的な利上げ、物価高、銀行業の混乱による貸し渋りへの対応に追われている。今年の世界経済の成長は、中国の消費者の働きかけに依存することになる」と伝えた。
ロイター通信は、「アジア開発銀行はこのほど、今年はアジア諸国、特に中国が世界の成長の主な原動力になると予想した」と伝えた。スペイン紙も、世界経済の発展の最大の希望は、中国の経済活動及び需要の反騰から得られると伝えた。
ブラジル紙「エスタド・ジ・サンパウロ」はこのほど、「ブラジルの主な貿易パートナーである中国の経済の活力は、ブラジルの経済及び金融市場への期待を強める。アジアで事業展開し製品を輸出する企業は、中国経済の成長から多くの利益を手にする」と伝えた。
韓国の聯合ニュースは、韓国貿易協会国際貿易通商が発行する「中国経済再始動の韓国経済への影響に関する分析報告書」を引用し、「中国経済が今年第2四半期より全面的に反騰すれば、中国への依存度が高い韓国の経済と輸出が好転する見通しだ」と伝えた。
ブルームバーグは、「中国は観光業に依存する世界の経済体に強心剤を打つ。中国人観光客がバックパックを背負い海外を旅することで、国際便、ホテル、留学の需要が引き出され、東南アジアの一部の国が真っ先に受益者になるだろう」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月10日