中国衛星測位協会の于賢成会長は先ほど開かれた「中国衛星測位サービス産業発展白書2023」発表会において、北斗衛星測位システムを中心的応用とする中国の衛星測位サービス産業の発展状況を紹介した。
説明によると、2022年の中国の衛星測位サービス産業の総生産高が前年比6.76%増の5007億元にのぼった。うち衛星測位技術の研究開発・応用と直接関連する半導体、部品、アルゴリズム、ソフトウェア、測位データ、端末設備、インフラなどを含む産業コア生産高は5.05%増の1527億元にのぼり、総生産高の30.50%を占めた。衛星測位応用・サービスが形成した関連生産高は7.54%増の3480億元で、総生産高の69.50%を占めた。
中国の衛星測位サービス産業の建設の重点は今後どこに置かれるのだろうか。専門家は、「北斗の市場化・産業化・国際化発展の重大なチャンスをしっかりつかむ。産業イノベーション体制を建設し最適化し、融合応用体制を構築し、産業のエコシステムを健全にし、世界サービス体制を構築する。北斗が国民経済の発展の全局面に深く融合するよう持続的に促す」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月26日