最新データによると、今年4月末時点で、3大通信キャリアの5Gセットプランのユーザー数は12億1300万人に達した。
5Gユーザーの持続的な増加は、中国のデジタル経済発展の勢いにも表れている。デジタル産業の規模は安定して成長し、デジタル技術と実体経済の融合は進み、デジタル企業の革新発展の原動力は強まり、各業界はデジタル経済発展の新たなチャンスをつかみ、質の高い発展はさらにステップアップする見通し。
4月末時点で、中国移動、中国電信、中国聯通の5Gセットプランのユーザー数はそれぞれ5億9900万人、2億8700万人、2億2700万人となった。
5Gが個人の応用と消費分野で普及し続けているのは主に、5Gネットワークと端末のカバー率が高まり、通信料が下がっているためとみられる。工業情報化部の最新データによると、4月末時点で、5G基地局数は273万3000基に達し、携帯電話基地局数の24.5%を占めた。
5Gの個人と消費分野における応用は動画分野に集まっている。賽智産業研究院の趙剛院長は、「ショートムービー、高画質動画、ライブ配信、クラウドビデオゲームなどがある。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の応用、デジタルヒューマン、メタバース、人工知能生成コンテンツなども5Gの個人と消費分野における新たな応用となっている」と述べた。
工業情報化部の統計によると、5Gの応用は52カテゴリの国民経済に及び、全国の5Gとギガ光ネットワークの「ダブルギガ」ネットワーク応用ケースは4万件を超えた。
賽迪シンクタンク無線電管理研究所の彭健副所長は、空間の角度で言うと、工業情報化部は5G対空通信実験の実施を許可し、5Gの応用は地上から空中に拡張し、航空インターネットなどの新しい業態と形式の発展を後押しするとみられる。また、大規模な応用で言うと、5Gは製造業、鉱山、港、エネルギーなどの分野で普及し、垂直方向の産業の質の高い発展を推し進めるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月29日