上海国際カーボンニュートラル技術・製品・成果博覧会2023が11日、国家会展センター（上海）で開幕した。

　上海市委員会副書記、市長の龔正氏はあいさつで、「CO2排出削減ピークアウト及びカーボンニュートラル（双炭）の実現は、経済・社会の広く深い系統的な変革で、科学技術イノベーションが必要になる。各方面の力を集め、イノベーションのブレイクスルーを促す必要がある。上海は十全に、正確に、全面的に新たな発展理念を貫徹し、高品質発展に力を入れ、経済・社会の発展の全面的なグリーン・低炭素モデル転換を促す。エネルギー、産業、交通、建築の4つの重点分野に焦点を絞り、双炭の攻略戦と持久戦に取り組む」と述べた。

　国家発展改革委員会副主任の楊蔭凱氏はあいさつで、「上海はグリーンで低炭素な発展、科学技術イノベーション力、対外開放水準で常に全国の先頭集団を走っている。同博覧会の開催は関係者の協力の強化に対して重要な意義を持つ。関係者と共にグリーンで低炭素な政策の交流の場、技術製品成果の展示の場、企業の実務協力のマッチングの場を作り、世界的な気候変動に対応し世界の持続可能な開発を促すため積極的に貢献したい」と述べた。

　中国気候変動事務特使の解振華氏はビデオメッセージで、「世界ではグリーンと低炭素を特徴とする産業革命と技術の変革が生じている、協力とウィンウィンはグリーンで低炭素なモデル転換における困難と挑戦を解消する唯一の活路だ。中国は常に気候変動に積極的に対応している。引き続きCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの『1＋N』の政策体系をしっかり実施し、関係者との交流と協力を強化し、双炭の目標を100％達成する」と述べた。

　情報によると、第1回の同博覧会は「カーボンニュートラルへ向かう道」をテーマとし、展示規模は10万平方メートルにのぼる。国内外の600社弱の有名企業が出展し、業界内の延べ10万人超の関係者が来場する見込みだ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年6月12日