中国人民銀行(中央銀行)は13日、20億元のリバースレポを行い、金利を10ベーシスポイント引き下げた。専門家は、今回の操作は逆周期調節の強化と市場マインド安定に向けた政策のシグナルを発したと述べた。
東方金誠の首席マクロアナリストの王青氏は、「金利はマクロ経済の重要な変量で、中央銀行による公開市場操作の金利引下げは市場マインドの改善に有利だ。米連邦準備制度理事会(FRB)が6月及び下半期に利上げを続けるかは、中国の金融政策にそれほど大きな影響を及ぼさない。今回の金利引下げは市場マインドを効果的に改善し、下半期のマクロ経済の回復の流れのさらなる強化を促す」と述べた。
中国人民銀行の易綱総裁は先ほど上海で調査研究を行った際に、「中国人民銀行は今後、穏健な金融政策の正確で力強い実施を維持し、逆周期調節を強化する。実体経済を全力で支援し、十分な雇用を促進し、貨幣価値の安定と金融安定を維持する。各種金融政策ツールを総合的に運用し、流動性の合理的な充足を保ち、通貨と貸付の適度な総量を保ち、リズムを安定させる。実体経済の総合的な資金調達コストの安定しつつ減少を促し、人民元レートの合理的でバランスの取れた水準での基本的な安定を保つ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月14日