国家統計局は15日に、2023年5月の中国経済運営の成果を発表した。同局の付凌暉報道官は今年通年で5%の経済成長目標が実現可能かという質問に対して、「目下の状況から考えて、比較の対象となる昨年の基数が低いため、今年第2四半期(4-6月)の経済成長ペースは第1四半期(1-3月)を明らかに上回った。第3四半期(7-9月)、第4四半期(10-12月)になると、基数の上昇にともなって、経済運営は常態化した成長ペースに戻るだろう。通年で見ると、経済が通年の発展目標を実現する上でプラスになる支えが数多くある」と述べた。
付報道官は、「今年に入ってから、経済・社会が常態化した運営を全面的に回復するにつれて、これまで押さえ込まれていた生産ニーズが反転増加した。各国の状況を見ると、経済運営が常態化した運営を回復すると、決まって反転が起きている。経済運営が徐々に常態化した運営を回復するのにともなって、徐々に緩やかな回復状況になるだろう」と述べた。
付報道官は、「年初以来、中国の消費のポテンシャルが徐々に発揮され、経済成長を牽引する役割が増強している」と説明した上で、「中国が長期的に発展させ蓄積してきた物的・技術的基礎がしっかりしており、市場の可能性が広大で、イノベーション能力が増強され、困難を克服する条件、能力、信頼感が完全に備わり、経済の回復・好転を推進している」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年6月17日