世界最大のファーストフードブランドの一つであるサブウェイは、20年内に中国大陸部で新たに4000店をオープンするため、上海の某デベロッパーと契約を交わした。これはサブウェイにとって過去最大のフランチャイズ契約だ。その他の飲食会社も中国で事業を拡大し、中国の多くの消費者を発展の重要なチャンスとしている。チェーン店大手のスターバックスは、2025年までに中国で毎年約1000店をオープンする。マクドナルドは年初に中国事業の拡大を発表し、新設を予定している1900店のうち半数を中国に置くとした。このバーガーチェーンブランドは中国大陸部と香港で4500店超を構える。米メディア「クオーツ」が伝えた。
グローバル飲食企業の中国での店舗数は現在3万店を超えている。中国で有名な国際飲食ブランドの店舗数のトップ3はケンタッキー、スターバックス、マクドナルドだ。新型コロナウイルスが発生した20年も、外資系飲食ブランドの中国事業の拡大が旺盛だった。ケンタッキーは20年に中国大陸部で149店を、スターバックスは679店を、マクドナルドは461店をオープンした。これらのグローバル飲食企業の中国での事業拡大の決意と野心の程が分かる。
グローバル飲食企業は今年上半期に中国での事業拡大のペースを上げた。現在、経済グローバル化が発展を続け、国際的なビジネス活動が日増しに活発化している。これらのグローバル飲食企業はグローバル事業を積極的に拡大することで市場の利益を得ている。中国は食材資源が豊富で、人口が多く、市場の高い将来性を持つ。これらの有利な条件は多くのグローバル飲食企業を集めた。中国は外資からの投資に対して力強い支援策を打ち出し、開放的なビジネス環境を構築し、多くのグローバル飲食企業を中国に集めている。
中国の巨大な飲食市場がグローバル飲食企業から期待されている。中国の経済発展は現在好転しており、国民の生活水準が大幅に上がり、飲食の需要が旺盛だ。飲食業は高品質発展の新たな段階に入っている。中国の飲食収入が消費財小売総額に占める割合は近年持続的に上がり、全体的に10%以上を維持している。2019年の飲食業収入は4兆6721億元で、消費財小売総額に占める割合は11.35%。中国の飲食市場は22年に感染症の衝撃や全体的な景気下降などの数多くの試練を乗り切り、収入が4兆3941億元にのぼった。これは中国の飲食経済の高い柔軟性、高い潜在力、十分な活力などの特徴を示した。
グローバル飲食企業は現地化経営プランを採用し、中国市場の環境に適応している。またグローバル飲食企業が中国で激しい競争を展開し、中国本土の飲食企業の質向上を促している。外資系ブランドとの駆け引きにおいて、中国本土の飲食企業は徐々に成熟し、経営能力と管理水準を持続的に高めている。グローバル飲食企業との技術力、管理力、規模、企業制度などの格差を縮めている。グループ化、精密化、産業化、情報化の発展の道を堅持している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月19日