シンガポール「聯合早報」6月17日付け報道によると、中国・欧州ビジネスサミットフォーラムに100社を超える企業や機関が集まり、両市場の協力の可能性を探った。
2023年中国・欧州ビジネスサミットフォーラムは6月16日、ベルギーの首都ブリュッセルで開催された。中国と欧州から100社を超える企業や機関が一堂に会し、両市場間の協力の潜在力を掘り起こし、現在のEUのビジネス環境について議論した。フォーラムはEU・中国商工会議所が主催した。
報道によると、参加者は分科会で「中国・欧州のグリーン・デジタル開発協力」と「商工会議所-協力プラットフォーム」の2つの主要テーマについて議論した。ベルギー・中国経済貿易委員会のバーナード・デウィット委員長ら欧州側のゲストはスピーチで、「『デカップリング』や『脱リスク』論が叫ばれる中、欧州と中国の企業は架け橋を築き、相互理解と信頼関係を強化すべきであり、これが双方により多くの発展の機会をもたらす」と述べた。
駐EU中国代表部の傅聡大使は、「国際情勢が錯綜するなか、中国と欧州は正しい認識を持ち、開放協力を深め、手を携えて課題に取り組むべきであり、それは互いにとって正しい戦略的選択であると同時に国際社会の共通の期待に沿ったものだ」と述べた。
欧州委員会の通信ネットワークコンテンツ・技術総局のルシリア・ショリ上級研究員は、「一部の欧州諸国では、中国への経済的依存の可能性に対する懸念が高まっているが、ブリュッセルは北京との協力を継続する方針だ」と述べた。
ショリ氏は、「EUは、(主にアジアからの)技術サプライチェーンに対する過度の依存を削減しようとしている。新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、これらのサプライチェーンが多大な圧力にさらされていたためだ」と指摘。しかしショリ氏はまた、「EUは中国と何らかの形での関係を維持する見通しだ」とし、「経済大国である中国と協力していきたい」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月30日
|
|
![]() |