工業・情報化部は今年4月、湖北(襄陽)、浙江(徳清)、広西(柳州)の国家級車載ネットワーク(IoV)先導エリアの設立を支持した。先の江蘇(無錫)、天津(西青)、湖南(長沙)、重慶(両江新区)を加え、全国で7カ所の国家級IoV先導エリアが設立された。4年間の模索を見ると、第1期国家級IoV先導エリアは現在その機能的位置づけの実現に取り組んでいる。
無錫IoV先導エリアで、IoVシステムは路傍スマートシステムの態勢感知技術を通じ、車載センサーを利用することで、車に路上の水たまりや結氷などの特殊状況の警報を出し、交通システム全体の運行安全性を高める。
無錫ハイテク区総合保税区で、2本の自動運転物流ルートがすでに重点企業周辺の自動運転物流輸送を実現し、無人工場と全面的につながっている。
天津(西青)国家級先導エリアは天津市の豊富な自動車川上・川下産業チェーンの強みを十分に発揮し、IoV産業発展サービス体制とIoV商業応用モデルの模索を率先して行っており、研究開発、試験、産業化を一つに集めた世界一流のスマートコネクテッド産業発展先行エリアを構築した。
重慶市は自動運転及びIoVイノベーション応用行動計画を打ち出し、全国に先駆けて大規模・マルチシーンモデル応用を展開している。
長沙市は国内初のスマートコネクテッドカーイノベーション応用モデルエリアを建設中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月9日