税関総署報道官、統計分析司司長の呂大良氏は、国務院新聞弁公室の13日の会見で、「今年上半期の貿易は安定しつつ質が上がり、予想通りだった」と述べた。
税関の統計によると、中国の上半期の貨物貿易額は前年同期比2.1%増の20兆1000億元だった。うち輸出額は3.7%増の11兆4600億元、輸入額は0.1%減の8兆6400億元。中国の貿易額が同期に20兆元を突破するのは初。
中国最大の貿易パートナーのASEANとの貿易額は5.4%増の3兆800億元で、貿易額全体の15.3%を占めた。EUは1.9%増の2兆7500億元で13.7%、米国は8.4%減の2兆2500億元で11.2%、「一帯一路」沿線諸国は全体の伸び率を7.7ポイント上回る9.8%増で、貿易額全体に占める割合は2.4ポイント増の34.3%。RCEP参加国との貿易額は1.5%増。
呂氏は、「上半期の輸出入の実績のある貿易会社は6.9%増の54万社。うち中小及び零細企業を中心とする、活力あふれる民間企業が8.3%増と増加を維持した。貿易経営主体の景況感が大幅に上がった」と述べた。
上半期のラテンアメリカとの貿易額は7%増で、アフリカは10.5%増。国際市場がより多元化した。電気自動車、リチウム電池、ソーラーパネルの輸出額は61.6%増で、輸出額全体の伸び率を1.8ポイント押し上げた。グリーン産業は原動力が満ち溢れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月14日