パキスタン持続可能な開発政策研究所の経済顧問バディア・ショウカット氏はこのほど、首都イスラマバードで新華社の独占取材に応じ、中国・パキスタン経済回廊は、パキスタンにインフラ整備や経済貿易の発展、雇用機会の創出をもたらす持続可能な開発モデルとなっているとの見方を示した。
在パキスタン中国大使館が提供したデータによると、同回廊は昨年末時点で同国に総額254億ドルに上る直接投資をもたらし、計23万6千人分の雇用を創出したほか、高速道路510キロ、電力8千メガワット、基幹送電線(大容量の電力を送る基幹系統)886キロの増設を支援した。
ショウカット氏は、同回廊は「一帯一路」の重要な「先行先試(全国に先駆けて改革を試行する)」プロジェクトであり、10年間にわたって順調に進展し、効率的に運営されてきたと評価。「パキスタンは将来、回廊の支えにより、強固で効率的なインフラシステムが整備され、市場は成長し、製造業も発展するだろう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月5日