取引先に続々と交付しながら休むことなく新たな発注に対応する。中国船舶業は今年、朗報が続いている。中国造船業の世界市場シェアは13年連続で首位をキープし、LNG船や超大型コンテナ船などのハイテク船舶分野でブレイクスルーを続け、着々と世界一流に向かっている。
「3大指標」が全面的に上昇
船舶工業の運行状況を見る際、造船3大指標が世界共通の参考値となっている。
中国造船3大指標が今年上半期、全面的に上昇した。6月末現在までの造船完成量は前年同期比14.2%増の2113万戴貨重量トンで、世界全体の49.6%を占めた。新規受注量は67.7%増の3767万戴貨重量トンで、世界全体の72.6%を占めた。手持ち受注量は20.5%増の1億2377万戴貨重量トンで、2022年末より17.2%増加し世界全体の53.2%を占めた。3大指標の世界市場シェアがいずれも世界一となっている。
中国船舶工業業界協会の李彦慶秘書長は、「造船完成量は中国の造船能力を示し、手持ち受注量は生産の安全マージンを示し、新規受注量は中国の市場の能力を反映した」と説明した。
情報によると、中国から世界造船完成量トップ10に5社、世界新規受注量トップ10に7社、世界手持ち受注量トップ10に5社入っている。中国船舶集団有限公司はそのすべてで首位を占めている。
より多くの中国製の船舶が世界に向かっている。税関の統計によると、中国の1−6月の船舶輸出額は前年同期比7.7%増の112億1000万ドルだった。輸出船舶のうち、バラ積貨物船、原油タンカー、コンテナ船、ガス輸送船が中心的で、輸出額全体の61.3%を占めた。うちバラ積貨物船は26.5%、コンテナ船は22%、原油タンカーは6.8%、ガス輸送船は6%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月17日