米財務省が15日に発表したデータによると、米国債の3大海外保有国の保有額の変動に二極化が生じた。日本と英国は買い増しで、中国は売り越しだった。中国は6月に113億ドルの売り越しで8354億ドルに減らした。売り越しは3カ月連続で、保有額は14年前の2009年5月に記録した8015億ドルに次ぐ低い数値となった。台湾「中時新聞網」が16日に伝えた。
米国債の世界2位の保有国である中国の保有額は、昨年4月より1兆ドルを下回っており、昨年8月から今年2月にかけて7カ月連続で売り越しとなった。今年3月は203億ドルの買い増しで、その後の4月は4億ドルの売り越し、5月は222億ドルの売り越しだった。
米財務省の報告書によると、日本は6月に88億ドルの買い越しで、保有額が1兆1056億ドルにのぼり最大の米国債保有国になった。5月は304億ドルの売り越しで、2月以来で初の売り越しとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月17日