商務部の束珏婷報道官は17日の定例会見で、中国の対外投資が1−7月に持続的に増加し、対外非金融類直接投資額は前年同期比18.1%増の5009億4000万元(ドル建てでは10.6%増の719億3000万ドル)だったと発表した。
商務部のデータによると、中国企業の1−7月の「一帯一路」沿線諸国における非金融類直接投資額は前年同期比23.2%増の953億4000万元(ドル建てでは15.3%増の136億9000万ドル)で、同期の総額の19%を占めた。
1−7月の対外請負工事の完成工事高は前年同期比6.3%増の5637億6000万元で、新規契約額は0.6%増の7463億6000万元。中国企業の一帯一路沿線国における対外請負工事の完成工事高は3120億元で同期の総額の55.3%を占め、新規契約額は3672億3000万元で49.2%を占めた。
対外経済貿易大学国家対外開放研究院の呂越教授は、「世界で物価が高騰し、対外直接投資に頻繁に変動が生じる中、中国の対外非金融類直接投資は圧力を受けながらも増加し、プラスを維持した。中国の対外投資の強靭性が顕在化された」と述べた。
また商務部のデータによると、今年上半期に中国のサービス貿易が全体的に安定増を維持した。サービス貿易額は前年同期比8.5%増の3兆1358億4000万元で、うち知識集約型サービス貿易が占める割合が前年比1.5ポイント増の43.5%にのぼった。旅行サービス貿易額は65.4%増で、増加率が最も高いサービス貿易分野となった。
中国国際サービス貿易交易会は中国の開放拡大、協力深化、イノベーションけん引の重要な場として、世界のサービス業及びサービス貿易の発展を促進するため積極的に貢献している。束氏は、「中国国際サービス貿易交易会は11年の発展を経て、中国のサービス業及びサービス貿易の開放・協力拡大の金看板になった」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月17日