UBSとクレディ・スイスがこのほど発表した「グローバル・ウェルス・ レポート2023」によると、昨年は世界の個人純資産が2.4%減の454兆4000億ドルに減少した。ドル建てで計算すると、ミリオネア(保有資産額が100万ドル以上の富豪)の数が2021年より約350万人減少した。
米CNNは16日、次のように伝えた。
これは悪い情報のように見えるが、楽観的なシグナルを発している。多くのミリオネアが減ったことは、株式及び債券市場の損失によるもので、その富裕層への影響は特に大きい。同時に昨年は世界の資産額の中央値が3%上がった。一般人の資産がやや増加し、多くの富豪の資産が減る現象は「リッチセッション」と呼ばれ、不平等がやや改善されていることを意味する。しかし世界の最も豊かな1%の家庭が、依然として世界の総資産の44.5%を占めている。UBSウェルス・マネジメントのチーフエコノミストであるドナヴァン氏は、「世界経済は驚異的な変化の時期を迎えている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月17日