「中国がもたらすチャンスは無視できないとの観点を維持する」カナダロイヤル銀行資産管理事業部はこのほど、ウェブサイトに掲載した記事の中で、「中国のGDPが世界に占める割合は18%超で、世界最大規模の中所得者層を持ち、グローバル企業の注意を引ける」と指摘した。この記事は、世界経済の回復の原動力が乏しく、グローバル投資が普遍的に低迷する状況下、外資系機関が対中投資を拡大する重要な理由を指摘した。データによると、中国の今年上半期の外資導入はほぼ安定を保ち、実行ベース外資導入額が7036億5000万元にのぼった。外資系企業新規設立数は前年同期比35.7%増の2万4000社。外資導入の質が持続的に上がり、ハイテク産業外資導入額は7.9%増、ハイテク製造業は28.8%にのぼった。グローバル企業は、中国市場は「選択肢」ではなく「必然的な選択」で、大きなチャンスを秘めており、将来的に中国市場の深耕を続けると表明した。
中国のチャンスは制度型開放の安定的な推進、市場化・法治化・グローバル化のビジネス環境の持続的な最適化から得られる。中国の各部門は今年に入り、サービス保障の取り組みを持続的に拡大し、外資系企業及びビジネス協会との常態化コミュニケーションを強化している。企業の経営やプロジェクト建設における難題の解消に速やかに協力し、中国での貿易・投資に大きな便宜を図っている。1月には新たな外商投資奨励産業目録が正式に導入され、239項の条目が追加され過去最多となった。外商投資奨励の業界と分野がさらに拡大した。6月には税関総署がビジネス環境最適化の新たな16件の措置を発表し、外商投資及び発展の自信をさらに深めた。中国は高水準対外開放拡大を着々と進め、対外経済交流の掘り下げと協力・ウィンウィンの実現の歩みにおいて、政策のチャンスと開放のチャンスを発展のチャンスに転化し、高品質発展の大きな原動力を絶えず集めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月20日