中国インターネット情報センター(CNNIC)は28日、第52回「中国インターネット発展状況統計報告書」を発表した。今年6月現在の中国のネットユーザー数は10億7900万人で、インターネット普及率は76.4%。中国のネットユーザー数は半年の間に1109万人増加した。
中国工信出版伝媒集団編集委員会主任の劉九如氏は、「76.4%の普及率は、中国社会及び大衆が世界の技術発展の波に乗り、インターネット時代に全力で融合し、インターネットにより生活を変えていることを示した」と述べた。
インターネット基礎資源について、今年6月現在のcnドメイン数は3024万件。IPv6アドレスは68055個/32、IPv6アクティブユーザー数は7億6700万人。ブロードバンド接続数は11億1000万。光ケーブルの総延長は6196万キロメートル。
6月末現在の中国の完成・開通済みの5G基地局数は累計293万7000カ所、5G携帯電話ユーザー数は6億7600万人、セルラーIoT端末ユーザー数は21万2000人超。
中国インターネット協会の毛偉副理事長によると、このデータはインターネットサービス体験とユーザーの満足度がさらに上がっていることを示している。中国工業・情報化部の指導を受け、1735の主流常用ウェブサイトと携帯アプリの高齢化社会に向けた変更が完了した。
国家情報センターの情報責任者である張新紅氏は、「全民デジタル素養及び技能の向上は情報格差の解消を支え、デジタル経済とデジタル社会の高品質発展を促し、人々のデジタル化体験感及び満足度を高める」と述べた。
多くのネットユーザーの支えを受け、中国のデジタル経済は安定しつつ拡大し、経済回復・好転に重要な支えを提供している。上半期には中国のネット通販、ネット配車、オンライン旅行予約などの分野が良好な発展の流れを示し、多くのネットユーザーの衣食住及び移動に全面的なデジタル生活体験を提供した。6月現在の中国のネット通販、ネット配車、オンライン旅行予約のユーザー数は、半年の間に3000万人超増加した。
中国の上半期のオンライン小売額は前年同期比13.1%増の7兆1600億元だった。うち農村部は12.5%増の1兆1200億元。情報伝達・ソフトウェア・情報技術サービス業の付加価値額は12.9%増。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月29日