複雑で厳しい外部環境の中で、中国のサービス貿易は革新的発展を続け、開放と活力を示し、国際競争力を高めている。2023年サービス貿易交易会で明かされた情報によると、2022年の中国のサービス貿易額は前年比8.3%増の8891億元に達し、9年連続で世界2位を維持した。「中国製造」から「中国サービス」へと、中国経済はエネルギー転換を加速している。 　

　近年、中国のサービス業の開放拡大総合試行モデルは1100項目以上の試行政策措置を打ち出している。サービス貿易革新発展の全面的深化の試行地を28カ所に拡大し、試行任務措置2833項目を実施。また、外資参入ネガティブリストの改正、サービス分野参入規制の廃止・緩和を続けて行い、サービス業とサービス貿易は改革開放の「試験農場」としての役割を果たし、対外開放を深化させる新たな原動力となりつつある。

 　商務部の国際貿易交渉代表兼副部長の王受文氏によると、今年上半期、中国のサービス業の対GDP比は56％に達し、経済成長寄与度は66％、サービス業の外資利用額が中国の外資利用総額に占める割合は70％となった。中国はハイレベルな開放による質の高い発展の促進を継続し、各国と開放・共有するサービス経済の促進に力を入れるという。 

　ビッグデータ、クラウドコンピュータ、IoT、AIなどの技術の革新が進むにつれ、中国のサービス貿易のデジタル化は加速している。最近ではデジタル文化、デジタル金融、インターネット医療、オンライン教育、スマート物流などの新しい業態とサービスが次々と現れ、サービス業の応用シーンは大幅に拡大している。2022年のデジタル決済可能なサービス貿易は2100億ドルを超え、サービス貿易に占める割合は50％を超えた。

 　世界経済は開放が進み、閉鎖傾向は減退している。サービス貿易は革新発展の最中にある。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年9月6日