新たな研究によると、中国の新型農村合作医療(新農合)の試行が2003年に始まり、数百万人の命を救った。英週刊新聞「エコノミスト」(電子版)が伝えた。
米マサチューセッツ工科大学のジョナサン・グルーバー研究員や北京大学の易君健研究員らでつくる国際研究チームが発表したこの研究報告書によると、新農合が始まってから5年で中国農村部の8億人以上が参加し、数百万人の命が救われた。
上述したチームの研究結果によると、新農合を導入した県で死亡率が20%低下し、平均寿命が4%延びた。新農合はピーク時には毎年100万人以上の命を救った。同計画に参加しなかった人と比べると、新農合の参加者が重病を患う可能性は13%低く、医療・ヘルスケア面の支出も大幅に減少した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月9日