今年は中国・ASEAN博覧会(以下「博覧会」)及び中国・ASEANビジネス・投資サミット(以下「サミット」)の創設20周年だ。博覧会とサミットは20年に渡り、中国・ASEAN協力の重要な開放プラットフォームとしての力を十分に発揮し、地域経済一体化を促進し、高水準対外開放の推進に力を注いできた。
中国とASEANが2003年に戦略的パートナーシップを構築すると、双方の経済・貿易協力が軌道に乗り、自由貿易区の設立を促し国際貿易を支える国際交流の場の構築が必要になった。中国・ASEAN自由貿易区の建設推進の栄えある使命を担う第1回博覧会及びサミットが2004年、南寧市で開催された。同市はその永久開催地となった。
博覧会への参加により、マレーシアのイポーコーヒーがこの20年で、中国でよく知られるようになった。フィリピン産バナナ、インドネシア産ランブータン、カンボジア産コメなど、博覧会を通じ中国市場に進出するASEANの特色ある商品が増えている。ASEANの多くの業者は中国経済の発展からチャンスを享受している。
商務部国際貿易経済協力研究院学術委員会の張建平副主任は、「2010年に設立された中国・ASEAN自由貿易区は中国が対外的に設立した初の自由貿易区で、20億人以上の人口をカバーしている。博覧会やサミットなどの重要プラットフォームの持続的な推進に伴い、自由貿易区内の貿易及び投資規模が急速に拡大している」と述べた。
共通認識を形成し、メカニズムを構築し、協力を促進する。博覧会とサミットはこの20年で開放プラットフォームの支援力を絶えず高め、一連のハイレベル会議及びフォーラムの開催を通じ双方の協力を掘り下げ、実務的にしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月14日