中国自動車メーカーにとって、ドイツの特殊な意義とは?=独メディア

中国網日本語版  |  2023-09-13

中国自動車メーカーにとって、ドイツの特殊な意義とは?=独メディア。

タグ:ミュンヘンモーターショー 電気自動車 中国メーカー

発信時間:2023-09-13 14:46:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第1ドイツテレビジョンは11日、「独EV市場における中国の野心」と題したニュースを伝えた。要旨は下記の通り。

 中国はミュンヘンモーターショーで主導権を握った。中国製の電気自動車(EV)はドイツの道路ではまだ数えるほどだが、この状況はすぐに変わると見られる。中国メーカーは大きな野心を持っている。

 仏コンサルティング会社Inovevの研究によると、欧州のEVのうち中国製は8%のみだが、シェアが伸び続けている(2022年は6%のみ)。ミュンヘンモーターショーは中国の野心と大志をはっきり示した。中国語の看板があちこちにあり、多くの出展業者が中国語を用いていた。中国の自動車メーカー、サプライヤー、バッテリー企業は最大の出展団体となった。

 最大の展示ブースをもたらしたBYDの発表会は超満員となった。重役たちは「夢を叶える」と声を揃えた。BYD欧州自動車販売事業部の責任者は、「わずか11カ月で欧州15カ国で事務所を設立した」と述べた。

 独自動車部品サプライヤーのコンチネンタルが行った調査によると、ドイツのドライバーの45%が「中国製」のEVの購入を想像できるという。伝統的な自動車大国であるドイツは、世界最大のEV市場のメーカーにとって特殊な意義を持つ。中国科学技術協会の万鋼主席は、「ドイツの顧客は品質とサービスを重視する。ドイツの改善に続く改善は我々にとってさらに学ぶべきことだ」と述べた。これは中国がそれを実現すれば、誰も追いつけなくなることを意味しているかもしれない。

 BYDの他にも、東風、蔚来、小鵬などの中国ブランドもドイツ市場進出を発表した。自動車業界は太陽光業界のように激しい競争を起こし、ドイツにネガティブな結果をもたらすのだろうか。独サプライヤーはモーターショーでリラックスした様子だった。中国の新ブランドとの事業提携が上手くいっているからだ。万氏も「排斥的」な競争を信じておらず、「中国とドイツの工業は協力を維持する。我々のEVに関する目標は、気候変動への共同対応だ。これは我々の責任であり、共に努力しなければならない」と述べた。

 実際にドイツと中国の自動車メーカーの間ではすでに協力関係が存在する。小鵬とVWは技術協力契約を結んでおり、スマートコネクトEVを共同で開発する。寧徳時代はテューリンゲン州で工場を建設した。蔚来汽車は独EnBWグループと合意し、スーパー充電スタンドを建設する。協力が業界の活力を刺激することは明らかだ。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月13日

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