中秋節と国慶節の連休を合わせた8日間(9月29日から10月6日)のゴールデンウィーク(GW)が明日、正式に始まる。中国の鉄道、民間航空、各観光プラットフォームが発表したデータによると、外出と観光の需要が急増の流れを呈しており、ほぼすべての数値が新型コロナ前の最高値を超えている。国慶節長期連休は、消費の活力と潜在力を引き出す支点とされる。
外国も中国人客の訪問に期待を寄せている。韓国のソウルは28日より、「中国人客歓迎ウィーク」を4年ぶりに再開する。タイ政府は中国人客向けにビザ免除計画を打ち出した。プーケット島は中国人客数が2年内にコロナ前の水準に戻ることを願っている。オーストラリアはさらに、年内に中国人客数をコロナ前の水準に戻すという野心的な目標を掲げた。
携程旅行が「環球時報」に提供した資料によると、今年の国慶節連休中の出境旅行の受注が、前年同期と比べ20倍に増加している。その人気目的地にはタイ、韓国、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、英国などが含まれる。「一帯一路」共同建設国がこの連休中に人気の穴場となっていることに要注目だ。ウズベキスタン、イラン、アゼルバイジャン、ジョージア、スリランカ、ケニアなどの国の団体旅行の受注の増加率が、コロナ前の同期と比べ最も高くなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月28日