商務部、国家統計局、国家外貨管理局はこのほど、『2022年度中国対外直接投資統計公報』(以下、『公報』)を共同で発表した。『公報』によると、2022年の中国の対外直接投資額は1631億2000万ドルで世界2位となり、引き続き世界上位を維持した。
対外直接投資額の世界トップ3を維持
『公報』によると、中国の対外直接投資額は11年連続で世界トップ3に入り、7年連続で世界シェアの1割以上を占めた。2022年末、中国の対外直接投資残高は2兆7500億ドルに達し、6年連続で世界トップ3に入った。
具体的な分布を見ると、海外企業が世界の国と地域の80%以上をカバーしている。2022年末、中国の海外投資家が世界190の国と地域に設立した海外企業は4万7000社に達し、その60%近くがアジアに分布し、北米は13%、欧州は10.2%となった。うち、「一帯一路」共同建設を進める国に設立された海外企業は1万6000社だった。
対外投資の分野が拡大
海外進出する中国企業が増え、投資分野も拡大している。『公報』によると、中国の対外直接投資は国民経済の18業種をカバーし、うちリースとビジネスサービス、製造、金融、流通、鉱業、交通運輸などの分野への投資は100億ドルを超えた。
統計によると、2022年、新エネルギーは電力業界で対外投資事業件数が最も多い分野となり、約58%を占めた。うち、太陽光発電は8件で33%を占め投資額は11億3100万ドル、風力発電は25%で5億1900万ドルとなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月7日