中国、世界の半分近くの唐辛子を生産

中国網日本語版  |  2023-10-07

中国、世界の半分近くの唐辛子を生産。

タグ:唐辛子消費国

発信時間:2023-10-07 14:07:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  中国で、「辛い料理」は多くの地域の食卓の大きな特徴と言える。先日開かれた第2回中国デジタル唐辛子産業発展大会で発表された統計によると、中国は世界一の唐辛子消費国であるとともに、年間生産量でも世界一を維持し、栽培範囲は全国28省(区、市)に及び、産業規模は拡大し続けている。


中国、世界の半分近くの唐辛子を生産 


 現在、中国の唐辛子栽培面積は3000万ムーを超え、全国の野菜栽培面積の約10%を占め、各種野菜の中で上位につけている。


  中国農業科学院農業情報研究所の林巧副研究館員によると、唐辛子には食用価値だけでなく、重要な経済価値と社会価値もあり、カプサイシンやカプサンチンは医療、食品、工業などの分野に応用されている。近年、世界の唐辛子の栽培面積と生産量は安定して増加し、中国の唐辛子産業も急成長段階に入った。


  国際連合食糧農業機関の統計によると、2000~2021年、世界の唐辛子の30%以上が中国で栽培され、2021年の中国の栽培面積は世界の36.72%を占め、2000年より約5.59%上昇し、世界の主な唐辛子生産国となった。近年の生産量を見ると、世界と中国の唐辛子生産量は大幅に増加し、うち中国の生産量は世界の半分近くを占め、世界最大の生産国となっている。 


 また、中国産唐辛子は世界の消費者の食卓にも並ぶようになった。唐辛子と唐辛子製品は世界に1000種以上あり、3分の2の国と地域が唐辛子を栽培または食している。中国は主な唐辛子輸出国の1つであり、乾燥唐辛子、唐辛子粉、生または冷蔵の唐辛子などを輸出している。


  農業農村部農業貿易促進センターの公式データによると、2022年の中国の唐辛子輸出額は17億ドルで前年比11.6%増加した。うち乾燥唐辛子の輸出額は15億6000万ドルで8.1%増、生の唐辛子は1億4000万ドルで71.2%増だった。中国産唐辛子の輸出先トップ3は順に米国、日本、スペインで、唐辛子輸出総額の41.1%を占めた。


  そのほか、唐辛子産業の持続的発展は市場ニーズを満たし、多くの地域で農家の収入増加を促す基幹産業の1つになっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月7日

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