中国の科学研究チームは11日、量子計算プロトタイプ「九章三号」の構築に成功し、光量子情報技術の世界記録を再び塗り替えたと発表した。「九章三号」のガウスボーズサンプリング数学問題の処理速度は、現在の世界最速のスパコンの1兆倍。
中国の科学研究チームは2020年の「量子超越性」に続き、量子計算力の新たなマイルストーンを再び確立した。
中国科学技術大学が11日に発表した情報によると、光子数が255の「九章3号」は、同校の潘建偉氏や陸朝陽氏らでつくる研究チームが、中国科学院上海マイクロシステム・情報技術研究所及び国家並列計算機工学技術研究センターと共同で構築した。国際的に有名な学術誌「フィジカル・レビュー・レターズ」も同日、この科学研究の成果を発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月12日