国家統計局が18日に発表した速報値によると、今年第1-3四半期の中国の国内総生産(GDP)は、不変価格の計算で前年同期比5.2%増だった。各国の関係者は新華社のインタビューに応じ、厳しい情勢下で中国経済は第1-3四半期に高い強靭性を示し、持続的に回復・好転し、高品質の発展をしっかり促したとの見方を示した。
データが中国経済の高い強靭性と潜在力を示し、中国経済の先行きに自信を持たせた。ドイツ連邦経済振興・対外貿易協会(BWA)のミヒャエル・シューマン会長は、ドイツ企業の今年上半期の対中投資額は103億ユーロにのぼったと述べた。
シューマン氏は、「中国経済の先行きに期待していなければ、ドイツ企業はこれほどの規模の投資を行わない。中国経済の安定成長はドイツ、EU、全世界にとってメリットがある」と述べた。
高品質の発展を促す新たな原動力を見ると、ハイテク産業の第3四半期の発展・回復が好調で、ハイテク産業投資額が前年同期比11.4%増となった。
米シリコンバレーのFounders Space社のスティーブ・ホフマンCEOは、「中国のハイテク分野、特にAIなどの面での発展がスムーズで、深い印象を受けている。中国経済が各分野で示している優位性は、産業と経済の形態を再構築する」と述べた。
日本インフィニティ社の田代秀敏チーフエコノミストは、「中国経済の安定成長はそのイノベーションの活力のおかげだ。イノベーション駆動は産業の潜在力をさらに引き出し、経済の持続的な成長を促す」と指摘した。
海外関係者はさらに、中国が開放の積極的な拡大により、世界経済の回復に重要なチャンスをもたらしたことを称賛した。タイ・カシコン銀行の蔡偉才シニアバイスプレジデントは、「世界2位の経済体、ASEAN諸国にとって最も重要な貿易パートナーである中国は高水準の対外開放を持続的に促進し、国際貿易の回復に重要な促進力を生んでいる。これは中国が多国間主義と経済グローバル化の積極的な推進者であることを示した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月20日