浙江省義烏市で21日、アルゼンチンから来た業者のディエゴさんは、「広交会に参加したばかりだが、今回は主にアロマキャンドルを購入しようと思っている。中国はサプライヤーが多く、1種の商品で20社から選べるほどだ」と述べた。
4日間の第29回中国義烏国際小商品(標準)博覧会(以下「同博覧会」)が同日、義烏で開幕した。本博覧会は3800カ所の国際標準展示ブースを設置。出展企業は2400社、展示面積は10万平方メートル。来場するバイヤーは12万人を超え、うち外国からのバイヤーは1万人を超える見込み。
ディエゴさんは中国と深い縁で結ばれている。ディエゴさんはアルゼンチンでアロマの輸入を20年以上手掛けており、その8割以上を中国から調達している。ディエゴさんは今月上旬に広州市で第134回中国輸出入商品交易会(広交会)に参加し、商品を購入した。
伝統的な国際貿易促進の場である見本市は、実物の展示、業界の集約、マッチング交流などの面で他にはない強みを持っている。現場ではパンダの組み立てて遊ぶタイプの玩具が、アラブから来た業者のハテムさんたちの目にとまった。
ハテムさんは、「とてもかわいい。私はパンダが大好きだ。アラブではパンダを見るためわざわざ中国を訪れる人がいるが、私も成都を訪問したことがある。パンダが嫌いな人はいないだろう。私は仕入れを検討している、よく売れるはずだ。以前上海で見本市に参加し、パンダのぬいぐるみを調達したところ、アラブ市場で好評を博した。今回は義烏で再び玩具を調達するつもりだったが、またパンダに出会うとは思わず非常に嬉しい」と話した。
情報によると、義烏を訪れるアラブ人は多い。ハテムさんはあと数日で義烏で再び見本市が開かれると聞くと、飛行機の予約を変更し、滞在を延長した。「ここにはアラブ料理のレストランが多く、私の友人もいる。最近は貿易が好調で、大規模な仕入れを検討している」
ある越境物流企業の業務マネージャーの李夢瑶さんは、展示ブースで声をあげながら多くの名刺を手渡した。「小物も出荷でき、20日後にロシアかカザフスタンに到着する。鉄道も道路も利用可能で、価格は応相談」通りがかりの業者のほとんどが名詞を受け取る。ここでは市場を開拓しビジネスを取りまとめるチャンスを拒否する人はいない。彼らは中国企業とのさらに多くの互恵・ウィンウィンの協力のチャンスを模索しようとする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月23日