市場監督管理総局が指導し、清華大学と中国特殊設備安全・省エネ促進会が作成した「中国特殊設備分野高品質発展報告書」が21日、正式に発表された。報告書によると、中国はすでに特殊設備の世界一の生産大国、世界一の使用大国になっている。
特殊設備は経済発展の基礎的な設備だ。うちボイラーは工業生産の心臓で、圧力容器と圧力管路は石油化学産業の命脈で、輸送人数が最も多い垂直交通ツールはエレベーターだ。他にも起重機、フォークリフト、大型アトラクション、旅客ロープウェイなどがある。
報告書によると、特殊設備の保有量はGDPと顕著な正の相関を示す。中国はこれを国産大型旅客機、高速鉄道、原発、建機などと共に、国が設備製造コアコンピタンスを高めるための重要分野としている。
世界一の生産大国である中国で、特殊設備を保有する生産企業は昨年末現在で7万5689社、業界の総売上高は4兆4900億元にのぼる。中国の特殊設備はこの10年で急成長し、保有量が2012年の821万6700台から22年の1955万2500台と、10年で138%増加した。特殊設備1万台あたりの死亡率は12年の0.517から0.08に下がり、過去10年で重特大事故が発生しなかった。特殊設備の安全状況は全体的に安定しており、中等先進国水準に達している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月23日