ラオスのソーンサイ・シーパンドン首相は人民日報記者の独占取材に対し、「一帯一路」共同建設の構想とラオスの経済・社会発展計画が深く結びついてラオスの発展に実益をもたらしており、ラオスと中国による「一帯一路」共同建設が「一帯一路」構想を共同で推進する成功モデルになったと答えた。
「『一帯一路』共同建設の構想は、国際社会からますます支持・歓迎されている」。ソーンサイ首相は「一帯一路」共同建設の構想が打ち出されてから10年間で得た豊富な成果を高く評価。「ラオスは当初から『一帯一路』共同建設を積極的に支持し、参加してきた。ラオスと中国はどちらもラオス・中国経済回廊の建設を重視しており、サイセター総合開発区、ビエンチャン・ラオス・中国国境高速道路、水力発電所などのプロジェクトは、ラオスの経済発展に絶え間なく動力を加えている」と話した。
「一帯一路」共同建設は「債務の罠」をもたらしたという国際的に一部の人が意図的に誇張する誤った論法について、ソーンサイ首相はきっぱりと反論。「一帯一路」共同建設が共同建設国の経済・社会発展を促進し、いわゆる「債務の罠」の論法には根拠がないと指摘した。ラオスは発展水準が比較的低い国で、特に大規模な投資を要するインフラ建設において多くの困難に直面している。そこでラオスは友好国からの投資を受け入れるため、「一帯一路」共同建設を含むさまざまな小地域、地域、国際的な協力に積極的に参加している。「ラオスのような発展途上国は、さまざまな開発プロジェクトを実施する前に十分な研究と計画を進め、債務の管理を重視している。ラオスが53カ国から投資を受け入れる中、政府は経済の健全な発展を推進する効果的な措置を講じている」と説明した。
ソーンサイ首相はラオスと中国の関係を高く評価する。「ラオスと中国は山と川がつながる隣国として、友好関係が長く続いている。現在、双方は各部門のさまざまなレベルで頻繁に交流し、各分野の実務協力では豊富な成果を得ている。ラオス・中国鉄道や高速道路はラオスの様相を変え、電力網と金融協力も継続的に広がっている。ラオス側は引き続き中国側との全面的な戦略協力を深め、一貫してハイクオリティな『一帯一路』共同建設の先頭を歩んでいきたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月21日