上海市の某公共充電スポットの充電料金が9割弱上がった。鄭州市の電気自動車(EV)公共充電価格が上がった。某ブランドの公共スポットの広東エリアでの価格が上がった。今年下半期以降、全国各地のEVオーナーが充電料金の値上げを報告している。電気料金がガソリン代に追いつくことが、多くのオーナーの懸念材料になっている。
EVの普及率の持続的な上昇に伴い、当初オーナーの目を引いた使用コスト面の強みが失われることはあるだろうか。中国汽車工業協会技術部副主任、中国充電連盟主任の劉鍇氏は、次のように計算した。現在の公共充電スポットについて見ると、充電サービス料金は基本的に1kWhあたり0.8−1元で、EVの走行コストは1キロあたり0.2−0.35元だ。家庭用充電スポットはサービス料金がなく、電気料金もより低く、1キロあたりの走行コストはわずか0.08−0.1元だ。「これはガソリン車に対して大きな強みを持つ。今後も長期的にコスト面の強みを保つはずだ」
劉氏は、現在の充電料金の調整を理性的に捉えるべきと見ている。特にサービス料金の調整は、これまでの低価格プランからの調整と見れるという。「多くの充電企業は現在も黒字化していない。市場の需要に基づく料金設定により企業は利益を手にし、オーナーに優良サービスをより良く提供できる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月11日