中国科学技術発展戦略研究院が21日に発表した「国家イノベーション指数報告書2022−23」によると、世界のイノベーション構造はアジア・米国・欧州の三者鼎立を保っている。科学技術イノベーションセンターの東への移動の流れがより顕著だ。中国のイノベーション能力総合順位は10位に浮上し、発展途上国として唯一トップ15に入った。
また報告書によると、中国のイノベーション能力は同一の経済発展水準の国を大きく上回っている。1人平均GDP指標を見ると、中国の発展段階に近い中高所得国にはロシア、メキシコ、トルコ、アルゼンチンがある。中国の1人平均GDPは相対的に低めだが、イノベーション能力の総合的なパフォーマンスは他国を大幅に上回る。中国は研究開発費の対GDP比が2%を上回った、総合順位で上位の唯一の中所得国だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月22日