第2回世界デジタル貿易博覧会が23日、浙江省杭州市で開幕した。商務部は開幕式で「中国デジタル貿易発展報告書2022」を発表した。報告書によると、中国の2022年のデジタル化交付が可能なサービスの貿易額は前年比3.4%増の3727億1000万ドルで、規模で記録を更新した。うち輸出額は同7.6%増の2105億4000万ドル。
報告書は、中国のデジタル貿易の世界的な競争力が持続的に上がり、デジタルリーダー企業の強化と拡大が続いていると分析。2022年末現在の中国の時価総額が10億ドル以上のデジタルサービスプラットフォーム企業は200社を超える。これらのデジタルサービスプラットフォームは国際貿易を結ぶ重要な中枢と、世界のサプライチェーンに深く浸透しようとする企業を支援する重要な担い手になっている。
また中国の2022年のハイテク産業実行ベース外資導入額は前年比28.3%増の4449億5000万元だった。うち電子及び通信設備製造は同56.8%増、科学技術成果転化サービスは同35%増、情報サービスは同21.3%増。多くの外資系デジタル企業が中国の小売業、医療・ヘルスケア、スマートコネクテッドカー、グリーン・イノベーション発展などの応用シーンに焦点を絞り、中国企業とさまざまな事業で協力している。一連のデジタルサービスプランの中国での導入を促し、地場企業のデジタル化モデル転換とデジタル化イノベーションを支えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月24日