パナマの日刊紙ラ・エストレージャ・デ・パナマー電子版は16日、過去20年間にわたる中南米・カリブ海地域での中国の貿易の拡大が注目を集めていると報じた。中国と中南米・カリブ海諸国間の貿易は2000年時点では140億ドル強に過ぎなかったが、22年には35倍の5千億ドルに迫るまでに拡大したからだ。
記事によると、ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)は、同貿易は大いに活性化しており、中国経済の目覚ましい成長に加え、特に2000年から11年にかけて、原材料価格が高騰する「スーパーサイクル(商品価格が長期にわたって上昇すること)」が起きたことで、中南米・カリブ海諸国の多くがその恩恵を受けた。
同委員会によると、中間所得層の拡大により、中国では安全で多様性のある良質な食品に対する需要が高まっているが、豊富な天然資源と水資源を持つ中南米・カリブ海諸国は、栄養価が高く、安全かつ良質な食品を中国に供給するために欠かせない比較優位性を持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月26日